多様性とは
みなさま、おはようございます。
本日は、日経新聞に連載しているシリーズやさしい経済学「不易流行の経営学③」
大阪大学准教授の中川 功一さんが寄稿して文面で興味深い内容がありましたので
みなさまと共有したいと考えます。
多様性とは何ぞや?という問いに肌の色、宗教、性の違いに配慮しろということではなく、
本質的に一人一人が異なる価値観を持って生きることが許される企業(社会)にすることが多様性
であるとおっしゃっております。
なぜ問題となるのかというと、皆が同じ価値観を共有しているほうが概して経営業績が良くなるから
ということです。つまり効率性という観点から言うと、同一である方が優れています。
なのにみんなの価値観が違う。同じ価値観でないといけないという同調圧力は働きづらさ(生きづらさ)に
つながる。
そこで、中川准教授はつべこべ言わずに企業の考え方を受け入れろ、ではなく、異なる価値観を持つ
独立した個人が、個の信念のもとに企業の価値観を受け入れ、団結する。
そのときに「個も組織も強い」状態が達成されると説いております。
10人弱の当社の規模でも、60代近い社員から、20代の社員が在籍しており、
当然一人ひとり価値観が異なります。同調圧力はしておりませんが、ときとして、個々人が
感じているかもしれません。中川准教授の考え方をもとに個の価値観を尊重したお互いの価値観を
理解する風土作りこそ大切であると感じました。
投稿日:2020/08/21 投稿者:道場 肇