小松について考える第七弾【住みよさランキング2020→2021 小松市8位→15位】

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本日は小松について考える第七弾【住みよさランキング2020→2021 小松市8位→15位】についてです。

対象【住みよさランキング2020→2021 小松市8位→15位】

 

 昨年ベスト10の半分を占めた石川県の地公体も野々市市が2年連続1位を死守した事を除けば軒並みダウン(白山4位→6位、金沢7位→8位、能美10位→13位、小松に至っては8位→15位と大きく下落)しました。

 小松における分野毎の順位(先:2020年度、後2021年度)は、安心度107位→109位、利便度124位→122位、快適度243位→395位、富裕度80位→101位であり、快適度と富裕度の低下が要因となっております。 

 快適度の「転出入人口比率」は1.12倍から0.98倍(つまり人口減少)、「水道料金」変化無し、「汚水処理人口普及率」は89.9%から91.0%と県内の他の地公体と比べてあまり良くないのですが、全国的平均が低い為あまり影響を受けなかったと推測されます。「気候」については評点の仕組みがわかりません。ただ、全国的にみれば北海道の帯広が冬は気温が低すぎて雪ではなく凍り付いてしまうのですが、積雪量が少なく最高気温が低い為トップクラスの評点になっているなど矛盾が見られます。このように各項目が偏差値化されるまでの過程が公表されていないのであくまで推測ですが、人口減少が快適度ランクダウンの最大要因と思われます。

 富裕度の「財政力指数」は0.71で全く変わりません。「人口当たり法人市民税」はデータ無く数値は割り出せません。「納税義務者一人当たりの所得額」は、301.4万から303.8万で若干上昇しました。「一人当たり延床面積」も算出する方法がありませんでした。「住宅平均地価」は2.90万/㎡から2.87万/㎡で若干の減少ですが、全国的に減少している為順位の変更はほとんどありません。富裕度ついては、公表されているデータで推測するもののランクダウンした要因は不明です。

 住みよさランキングを発表している「全国都市データパック2021」で公表されている数値だけでは、このランキングの正当性を計り知る事は不可能でした。もう少し時間があれば数字分解をして仮説もたてられたかと思いますが、時間にきりがないので今回はこの辺で留めておきます。次回機会があれば、もっと深堀していければと思います。

 2.調べる前とまた調べたことによって得た学び

 前述の帯広市の気候についてもそうですが、同じように矛盾と感じる事はいくつかあります。

安心度分野の指数の一つ「人口当たり病床数」は、近年のコロナ禍問題でも指摘されている様に病床数が多くてもそこで対応出来る医師・看護師の絶対数が少なければ何の意味もありません。病院を利用する老齢者人口の割合で病床数のひっ迫度は変わると思いますが、一律人口当たりで算出していると地方都市が有利な数値になります。また北海道の様に、近隣の病院まで20㎞以上離れていてもその町の人口が少なければ人口当たりの数値が高くなります。つまり東京都市部の住民はすぐ近くに通院者が少ない病院があっても、総体的に人口が多いので数値が悪くなるという事です。

 結論としては、この住みよさランキングも絶対的なランキングではないという事です。私たちは石川県民でかつそれぞれの出身地も故郷であるから郷愁を感じ魅力も感じているわけですが、冷静に見た時石川県の市がランキング上位を占めている事自体を不自然に感じているのは、実は私達ではないでしょうか。

この「都市データパック」は毎年発刊されており、住みよさランキングの参考資料となっているのですが、1冊2万円強するものでとても一般の方が購入出来るものではないと思われます。図書館で閲覧する(貸出不可)しか無かったのですが、小松市立図書館には無く加賀市立図書館で長時間閲覧しました。加賀市立図書館は毎年購入し、加賀市職員さんはその研究の為に特別に長期借りていたので、閲覧出来るまで1か月かかりました。この住みよさランキングに踊らされる必要はありませんが、市の魅力開発の為に研究する姿勢は大事だと思います。小松図書館にもぜひおいてほしいと思います。

おそらく、現在の建物では蔵書数に限りがあり本を増やせないのだと思います。図書館の充実を図って欲しい限りです。

 

 

投稿日:2021/09/01   投稿者:道場 肇