みなさま、こんにちは
8月度課題研究発表⑤【小松の大火】についてです。
今回は小松市で約90年前に2回あった大火事について調べました。
まず1930年(昭和五年)に「橋北の大火」が起こりました。
時間は午前3時頃、中町、京町の中間付近で出火し、中町、京町、材木町、細工町、横町まで炎上しました。
警察署も燃えてしまい芦城公園で被災者の救出と消火活動をしたそうです。
水は九龍橋川と公園のため池しかなかったので便が悪くなかなか火の勢いを止めることが出来ず、松任町、新町、殿町、泥町(今の大川町)まで炎上しました。
そして小松銀行、稚松小学校、税務署まで焼け落ちて6時間後の午前10時頃鎮火しました。
被害は9町、680戸、消失面積211,000平米に及びました。
次は2年後の1932年(昭和7年)に「橋南の大火」が起こりました。
時間は午前1時半、大文字町の映画館から出火し、大文字町、龍助町、三日市、八日市、東町、西町、土居原町まで焼け落ちました。
民間が密集して水の便も悪く、消火活動が捗らなかったため午前5時半には小松駅まで火が迫り列車も一時不通となりました。
そして風向きが変わり本町、白山町、清水町の一部も消失しました。
その後は軍の工兵隊も出動して九龍橋川と猫橋川を防火線として炎上の可能性のある家屋の破壊を行い出火から9時間後の午前10時に鎮火しました。
被害は12町、1,097戸、109,000平米まで及びました。
昔は道も狭く、炎上が早かったのでここまで被害が広がったのだそうです。
この災害後、昭和12年12月に上水道が整備され、昭和15年12月に176番目の市として小松市が誕生、昭和23年3月に消防が警察から独立した組織となり消防車など消火体制が整備されました。
2.調べる前とまた調べたことによって得た学び
普段何気なく通っている道でこのような歴史があることに驚きました。
今は消防体制が整っているのでここまで大規模な大火事は起こらないと思いますが、火事には十分気をつけたいと思います。